金融庁職員の金融機関への再就職に関する質問主意書 平成13年6月
金融庁職員の金融機関への再就職に関する質問主意書
平成十三年五月十六日の衆議院財務金融委員会において、金融庁の職員の金融機関への再就職に関して、柳澤伯夫金融担当大臣は、「(略)いわゆる天下りというのは断固あってはならない、仕事もしないのに給料だけもらっているような。(略)」と答弁され、私は、その後の質問の中で「(略)先ほど単なる天下りは、だめだというお話がありましたから、そういう自粛措置というか禁止措置の何かきちっとしたものをぜひ発表していただきたい(略)」と発言し、その後の柳澤伯夫金融担当大臣の答弁で、ヘッドハンティング的な就職といわゆる天下り「をうまく書き分けられるかどうかということだろうと思うんですね(略)」と答弁しております。
一 金融庁として職員の金融機関への再就職のガイドラインを作成しますか。
二 作成した再就職のガイドラインを公表しますか。
右質問する。
衆議院議員長妻昭君提出金融庁職員の金融機関への再就職に関する質問に対する答弁書
一及び二について
現在、公務員制度改革の一環として、公務員の再就職に関し、適正な再就職ルールの確立に向けて検討を進めているところであり、お尋ねの金融庁職員の金融機関への再就職のガイドラインの作成等については、再就職ルールが確立した段階で、金融庁において、必要に応じて検討していくこととしたい。
なお、金融庁の職員であった者が金融機関に再就職することによって、金融庁の行う行政が影響を受けることがあってはならないことは当然のことであり、金融庁職員の金融機関への再就職については、国家公務員法(昭和二十二年法律第百二十号)等に基づき厳正に対応しているところである。