外国で禁止になった食品添加物に関する質問主意書 平成13年6月
外国で禁止になった食品添加物に関する質問主意書
平成十三年五月十八日の衆議院厚生労働委員会において、私は、米国で発がん性の疑いで使用が禁止された食用赤色二号、英国で発がん性が認められ、最終的に食品に残留しないという確信が得られないとされ使用が禁止された臭素酸カリウム、この二種類の食品添加物に関して、日本で指定(いわゆる認可)された際の安全性データが既に廃棄されていることもあり、日本国内での動物実験などによる再度の安全性検査を求めました。
この点について、坂口力厚生労働大臣から、「外国がそういうふうに一応これはだめだと言っているものというのは、それで日本はいいと、どこかでそれは考え方に若干の違いが今御指摘になりましたようにあるということもあるんだろうというふうに思いますし、それは境界線上、どちらともとれるなということではないかというふうに思いますから、その辺のところを、ほかの問題も率直に言ってございます、添加物等の問題ございますから、あわせて一遍検討させていただきます。」「きょういろいろ御指摘がございましたから、先生の御意見というものも十分に踏まえさせていただきたいと思います。」と答弁頂いております。
再検査するかしないかの結論は、いつまでに、どのような手順で出していただけるか、具体的にお示しいただきたい。
右質問する。
衆議院議員長妻昭君提出外国で禁止になった食品添加物に関する質問に対する答弁書
食用赤色二号及び臭素酸カリウムについては、当該添加物に関する情報の収集及び整理を行った上で、薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会毒性・添加物合同部会を本年九月を目途に開催し、新たに安全性に関する試験を実施する必要性について御議論いただき、その結果を踏まえて結論を得たいと考えているが、この結論がいつまでに得られるかということをあらかじめお示しすることは困難である。