銀行への公的資金再投入に対しての閣内不一致に関する質問主意書 平成13年12月
銀行への公的資金再投入に対しての閣内不一致に関する質問主意書
金融機関の持つ不良債権の処理に関連して、銀行への公的資金の再投入についての考え方が閣僚の中で異なっています。
竹中平蔵経済財政政策担当大臣は、公的資金の再投入が必要である、との立場をとる一方で、柳澤伯夫金融担当大臣は、公的資金の再注入は必要ない、との立場をとっています。
一 この重要問題についての意見の相違は閣内不一致ではないのですか。
二 閣内不一致である場合、どう整合するのか。また閣内不一致でないとすれば、それぞれの異なる考えをどう説明するのか。
三 小泉純一郎内閣総理大臣の銀行への公的資金再投入に関する見解をお教え願いたい。
右質問する。
衆議院議員長妻昭君提出銀行への公的資金再投入に対しての閣内不一致に関する質問に対する答弁書
一から三までについて
政府としては、現時点において、金融機関に対するいわゆる資本増強のため、預金保険法(昭和四十六年法律第三十四号)第百七条に規定する株式等の引受け等を行うことが必要であるとは考えていないが、いずれにせよ同法の的確な運用に努めることが重要であると考えている。
この点について、御指摘の両大臣を含めいわゆる閣内不統一はない。