2016年06月13日
「いよいよ日本の進路を決める大勝負の時だ」長妻代表代行、山尾政調会長が訴え
民進党は10日昼、東京・新宿駅前で街頭演説会を開き、長妻昭代表代行、山尾志桜里政務調査会長が、民進党が進める人にやさしい政策を訴えるとともに、安倍政権の暴走がどれほど日本を深刻な状況に追い込むことになるかを説明。「ぜひ皆さんの力を民進党に貸して欲しい」などと訴えた。
山尾政調会長は、「安倍総理はこの3年半でいくつかの失敗をした。その一つは社会保障をないがしろにしたことだ。この社会保障がないがしろにされた結果、国民の間で節約志向にどんどん拍車がかかり、若い人も、高齢者の方も財布のひもが固くなってしまった。個人の消費、家計からの消費が増えないのは当たり前だ」とアベノミクスの失敗を厳しく批判。その上で、「安倍総理の経済政策の失敗により、来年の消費税増税は再延期となったが、それでも来年の4月からの社会保障制度の充実は皆さんとの約束通りに実施すべき。それをやることが、結果として日本の経済を良くすることになる」と表明。社会保障政策こそが民進党の考える経済政策だとして、この政策をより前に進めるために、民進党への力を貸して欲しいと訴えた。
長妻代表代行は、「いよいよ日本の進路を決める大勝負の時が近づいてきた。今の自民・公明とは全く違うもう一つの価値観を掲げて、皆さんにしっかりと選んでいただけるように取り組んでいきたい」と述べ、政権交代可能な政治勢力としての民進党への大きな支援を求めた。
長妻代表代行は、「安倍内閣は、相当きな臭い動きをしている。そこに私は非常に不信感を募らせている。私もマスコミに席を置いていたが、今ほど報道の危機、マスコミの危機と思う時は無い。テレビからは、政府を批判するキャスターがどんどん消えている。批判を忘れた国は、いずれ大きな過ちを犯すと言うことは戦前の教訓だ」と述べ、暴走を繰り返す安倍内閣を止めるために、民進党にさらなる支援を寄せてほしいと訴えた。