2012年11月28日
『あの時の決断』 「消えた年金」5000万件が明らかに
2006年11月20日は、いわゆる「消えた年金」の記録数が5000万件であることが判明した日です。
年金記録が抜けていた事例を初めて役所に認めさせたとき、「それは特殊事例です」と説明されました。
ながつま昭は、特殊事例という言葉に惑わされず、粘り強く調査を続け、5000万件の年金記録が誰のものか分からなくなっている事実にたどり着きました。
これまでに、1300万人の年金記録が回復し、1.7兆円の年金を取り戻すことができました。来年度には7900万人分の紙台帳の照合が完了する予定です。
※写真は、2007年2月14日衆議院予算委員会で安倍晋三総理(当時)に「消えた年金」の質問をしているところです。
ながつま昭が、宙に浮いた年金記録5000万件の件数をパネルで示し、「緊急事態宣言をして、社会保険庁は、被保険者と受給権者の皆様全員に納付記録を郵送して、抜けがあるかどうか、緊急に点検してください」と質問したところ、
安倍総理は「ただいま御提案がありました緊急事態宣言をすべての被保険者に出す、これは、年金そのものに対する不安をあおる結果になる危険性があるのではないか」と答弁しました。