2013年08月28日
2013年8月28日(水) 障害者施設でボランティア
本日、ながつま昭は、都内の障害者施設(通所施設)を訪問し、ボランティア体験をして参りました。お忙しいところ、ご対応いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
福祉作業所で、皆様が日頃されている作業(今日はボールペンのケース詰めや刺しゅう)を一緒に致しました。脳性まひの方々や脳腫瘍手術後の後遺症の方などと一緒のテーブルで、作業をしました。
ボールペンのケース詰めといっても、3本のボールペンをビニールのケースにきちんと入れる作業で、油断するとボールペンが曲がって入ってしまいます。検品は厳しいということなので気が抜けません。比較的重度の方は刺しゅうをされており、皆さん黙々と作業を進めています。
最後には、だんだんと打ち解けて悩みの相談もさせていただきました。やはり、皆さん、将来の不安が大変大きいと感じました。
その後、同じ建物にある、こども発達センター、高齢者の知的障害者授産施設なども訪問しました。現場の皆様の意見として、法内法人へのハードルが高すぎることや安定した仕事の受注ができる仕組みがないこと、福祉施設の数が足りないことなどが課題として挙げられました。
障害者の皆さまの高齢化問題も深刻で、終の棲家をどうするのか、これも重要な課題だと考えます。
民主党政権では障害者政策の予算を大幅に増加させ、障害者向けサービスを拡充しました。懸案の低所得者の障害福祉サービス無料化を実現するなど一生懸命取り組みました。
しかし、それでも日本の障害者政策は、先進国で最も遅れています。現在、100人に6人が障害者でありますが、障害者福祉の問題は、年金問題と違い、世間にもその実態が分かりづらいのが現実です。今後とも現場の方の意見をしっかりと受け止め、「すべての人に居場所と出番のある社会」を実現するために取り組んでまいります。