2014年12月11日
2014年12月11日(木) 実質賃金が減っては消費は伸びない
アベノミクスの行き過ぎた、じゃぶじゃぶの金融緩和によって、過度な円安が進み、悪い物価上昇が起こっている。
賃金から物価上昇分を差し引いた実質賃金は、驚くことに、15ヵ月連続低下した。実質賃金が減っては、消費が伸びるはずがない。
しかも、日銀が大量に国債を購入しているため、国債価格が高騰してバブル発生の懸念がある。国債バブルが崩壊すれば、長期金利が跳ね上がり不景気の波が押し寄せる。
一部の超大手の輸出企業(グローバル企業)が潤っても、雇用者の8割を占める大多数のローカル企業には波及効果が無い。むしろ円安と実質賃金低下の悪い効果が出ている。