2014年02月28日
2014年2月28日(金) ながつま昭と語る会を開催しました
本日、中野区南台で、ながつま昭と語る会(国政報告会)を開催いたしました。本日は衆議院本会議が午後7時に終了し、遅参したにもかかわらず、多くの方に話を聞いていただきました。お待ちいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
まず、日本の財政状況についてお話しました。現在日本は、例えば100万円の税金を国に払うと直ちに約50万円が借金の返済に消えてしまう状態です。
本年4月に消費税の増税があります。この増税の目的は大きく二つあり、「社会保障の充実」と「借金の返済を早める」ことです。借金の返済を早めるというのは、今まで借金で手当てしていた社会保障を税金で手当てするということです。このように借金の返済を進めるはずが、そのカネが、公共事業や企業減税に充てられ、借金の返済が遅れてしまうのではとの懸念が出てまいりました。
また、一般会計で100兆円の税金の使途を決める予算委員会も2001年以降を比べても、平日14日間と最短で、強行採決されてしまいました。当初、3月まで審議するという話だったにもかかわらず、急きょ本日強行採決ということで議場は一時騒然となり、我々も抗議をいたしました。
さらに、原発についてもご報告申し上げました。政府は、原発を「ベースロード電源」と位置付け、今後も原発を使い続けていく方針を明らかにしました。しかしながら、約3年前の福島原発事故の際には、最悪の想定では3000万人もの避難計画もあり、原発のリスクは、国家存亡の危機を招きかねません。我々民主党は、2030年代原発ゼロを掲げております。原発ゼロを実現するために使用済み核燃料をどうするのかということを事前に決めておかなければ、使用済み核燃料の押し付け合いという混乱が起こりかねないともご説明申し上げました。
その後、会場の皆様との質疑応答では、ご参加された皆様から「アベノミクス」「年金機構」「プライマリーバランス」などについて、ご意見・ご質問をいただきました。