2015年01月12日
2015年1月12日(月) 11日開催 岡山の街頭演説です
1月11日の長妻の街頭演説です。(岡山街頭演説会)
私は実は、大学を卒業して、この岡山に5年間住んでおりました。磨屋町にあるNECの岡山支店に勤めておりました。神田山植物園のふもとに住んでおりました。町並みはすっかり変わり、発展しましたね。ただ、本当に皆様の生活は豊かになったのかどうか?と言うことなんです。
私が代表選に立候補を決断したのは、直接はこの前の、一か月前の総選挙の体験でした。今までにない体験をいたしました。いろんな各地も回ったんですけれども、皆様方から、切実なお声、叫びに似た声を私の目を正面から見据えて「助けてほしい!」、涙ながらにお訴えされる方が沢山おられた、ひとつは「格差社会で、日本の格差が拡大していて、自分はもう這いあがれない、もうこの生活なんとかして欲しい、助けて欲しい」こういう声を具体的に色々伺いました。
そしてもうひとつは特に高齢者の方から「長妻さん、きな臭い動きが出ている。あんた感じないのか?戦前にちょっと似てきているんじゃないのか?なんとか誰かが、歯止めをかけて欲しい。」本当に叫びに似た訴えでありました。
そしてもうひとつ多かったのが、「民主党は何をしたいのかが分からない。しっかりしろ!」こういう声でした。こんな泣いた選挙なんて初めてです。私が強く強く感じましたのは、皆様の中に、強い大きな危機感が充満している。今の自民党に代わる、もう一つの大きな野党、自民党にちゃんと歯止めをかけて是正をするような大きな強い野党が望まれている、渇望されている。じゃあ、その政党は民主党なのか?いやいや、まだ分らない、迷っておられるのです。ここで我々がきちんと旗を掲げて、立ち位置を明確にして、目指す社会を示さなければ、皆様に本当に見捨てられてしまう。強い強い心の底からの、私は危機感を持って、今回立て直す先頭に立ちたいと言うことで名乗りを上げたわけであります。是非皆さんよろしくお願いを申しあげます。
今の社会、どういう風にお感じになっておられますか?皆様の人生生きてゆく色んなステージで、いろんな壁ができてしまっている、皆様の能力の発揮を阻む壁があると思います。親の介護で会社を辞めざるを得ない、介護の壁。出産・子育てで会社を辞めざるを得ない、出産・育児の壁。そして、お金がないと、いま大学に行けない。そういう傾向がどんどん高まっていますね。年収400万以下のご家庭だと大学進学率は3割、進学の壁。非正規雇用だと賃金が上がらないし、結婚率も正社員の2分の1、スキルがたまらない、非正規雇用の壁。一人ひとりの能力の発揮を阻む壁が随所にあって能力が発揮できない、格差が拡大、これ限界に来ている。相対的貧困率、アメリカに次いで2番目に大きい国になってしまいました。格差が2番目に大きいんですよ、日本には資源がないんで、皆様の能力しかないんですね、頼れるものは。その能力の発揮を阻んで、能力を潰しておいて、何の成長なんだ、何で成長できるんだ、と私は本当に強く疑問に思っているんです。やはり格差を是正して、人への投資をして、皆様の能力を最大限発揮できる、こういう環境を作っていくことこそが成長の基盤も固める、民主主義の基盤も固める、社会の基盤も固める、そういう社会像をきちんと民主党は打ち立てて、具体的なイメージが分かるように、皆様に提示をしていく。こういうことを高らかに掲げることこそが、私は民主党再生につながる、求心力を高める道だと、強く強く思っています。
そしてもうひとつ、きな臭い動きがある、と申し上げました。70年前、戦争がありました。今年70周年と言うことでありますが、日本という国は情報を制限して空気さえ作り上げれば、一気に極端の方向に持っていくことができる。これ70年前の戦争の反省です。この反省に安倍内閣は立っているとは私は到底思えない。それに歯止めをかける政党はどこなんだ、それが民主党だということも高らかに旗を掲げて宣言をしていく、それこそが私は皆さんの信頼を得るもう一つの道だと思います。
そして最後に、民主党は改革政党として再び立ち上がんなきゃいけないと思います。政官業の癒着に切り込んでいく。そして消えた年金問題や原発の安全神話、これを生み出した古い役所文化、徹底的に変えていくまだ道半ばです。わたしは、企業団体献金を全面禁止したい。パーティー券の企業団体の購入も含めて禁止したいと思う。日本の予算を歪めている局面があるんです。日本はですね、先進国でGDPの比率で、公共事業が1位ですよ。こんな狭い国土、しかし子育て予算や教育予算は最低レベルになっている。私は、背景には企業団体献金が要素としてひとつあると思います。こういう政治の体質を徹底的に変えていくのが、改革政党である民主党の役割だった。それが弱くなっているんではないのか?私はそれを徹底的にですね、取り上げて政府に是正を要求して、そして国会で追及をする。これも、民主党の役割だ。この狼煙をきちんと上げることで、民主党を再生できると思っています。
私を民主党の先頭に立つリーダーとして是非ともお選びをいただきたい。私のお訴えです。どうもありがとうございました。