日々の活動(旧)

2015年01月12日

2015年1月12日(月) 辺野古基地建設に反対です 琉球新報と沖縄タイムズの記者さんと懇談

11日に、近藤昭一選対本部長(沖縄等米軍基地問題議員懇談会会長)、石橋通宏参議院議員とともに、琉球新報と沖縄タイムズの記者さんと懇談する機会をいただきました。8日の日本記者クラブ主催の共同記者会見で、基地問題に関する質問を受けたのですが、その時の私の回答が辺野古基地建設容認という印象を与えてしまったようで、あらためて私の真意を説明させていただきました。
まず結論から先に言えば、私は現状で、辺野古基地建設を強行することには反対です。確かに、2010年5月に、鳩山政権の下で民主党は辺野古基地建設を決定し、私も厚労大臣として閣議決定に署名しました。あの時の判断は、やむを得なかったものと考えています。
しかしこの5年間で、内外の情勢は大きく変化し ています。何より、沖縄県民の民意が幾度となく、示されてきました。名護市長選、沖縄県知事選、そして12月の衆議院議員選挙など、立て続けに示された「辺野古ノー」の民意は何よりも重たいものであります。
米国サイドでも、沖縄の民意がノーである以上、辺野古基地建設を強引に進めるべきではないという声が大きくなっていると理解しています。加えて、この間の米軍再編の動きの中で、海兵隊配置のあり方の柔軟性も大きくなっているのではないでしょうか。情勢は変わってきているのです。
民主党は、国民の声、社会の声、地域住民の声に真摯に耳を傾け、命と、暮らしと、雇用を守る政治を進める政党でなければなりません。現状、沖縄の民意が明確に辺野 古基地建設反対である以上、それを無視して基地建設を進めることは、民主党の理念、存在意義にも関わる問題だと認識しています。
正直に申し上げて、私自身に今この瞬間に、確実な答えが出せているわけではありません。政治家が無責任な約束をすべきでないし、特に、国民の命と安全を守るための安全保障政策の根幹にも関わる問題について、軽々にものを申し上げるべきではないと考えていることも事実です。
しかし今、明確に申し上げることが出来るのは、現状、沖縄県民の意志がはっきりと示されている中で、私は、その意志を無視するようなことは決してしないということです。安倍政権は、沖縄振興予算を大幅に削ろうとしている一方で、翁長知事と会おう ともしない。私は怒りをもって、安倍首相に抗議したい。
私は、今回の代表選挙の結果いかんに関わらず、まず実際に沖縄に、普天間に、嘉手納に、高江に、そして辺野古に足を運んで、沖縄の現実をみつめ、住民と直接お話したいと思っています。まずそこからです。沖縄県民は辺野古にノーである、そこから始めたいと思います。皆さん、力を貸して下さい!