2015年01月08日
2015年1月8日(日) 日本駆け込み寺の玄さんと対談
本日、ながつま昭は、公益社団法人日本駆け込み寺の玄秀盛代表と自殺、DV、金銭トラブル対策について意見交換をしました。
玄さんは社会に再チャレンジする人々を支援しており、渡辺謙さんが主演したテレビドラマ「愛・命 〜新宿歌舞伎町駆け込み寺〜」のモデルでもあります。
玄さんは、「叫び声を聴きとれない時代です。公的機関がいろいろあると言っても、土日祭日開いていますか、役所の担当者が緊急で会ってくれますか。多重債務、離婚やらいろんな問題があるけど、一つ一つが独立しているわけではなく、複雑に絡み合っているんですね」と問題提起。
ながつま昭は、「社会に創造力が欠如するようになっているんです。縦割りで社会は便利になったけど、狭間にいる人はどうするのか。自分はそんなことにはならないから、と言うのではなくて、二つくらい事件が重なると誰でも陥るという前提で制度を作らないと機能しません」と述べました。
玄さんは政治への要望として、「アベノミクスではなく、内需を充実させつつも、富める者が富みっぱなしじゃないように政治の力によって加減させてほしいです。貧困層にとにかくチャンスがないのが最大の問題」と指摘、ながつまは、「資産と所得の再分配、特に税の再分配機能がアメリカより弱くなっています。相対的貧困率がアメリカに次いで高い。能力を最大限発揮できる政策を提起し、遠回りに見えるけれども日本の社会の基盤を再構築に向けて取り組んで参ります」と応じました。