2014年01月08日
GDPに現れない価値を育む
新年、いかがお過ごしですか。毎年、欠かさない明治神宮の初詣では、おみくじを買います。
今年は「いかさまに身はくだくともむらぎもの心はゆたにあるべかりけり」との昭憲皇太后の御歌でした。
どんなに身を打ち砕き、忙しく仕事に熱中しても心はいつも落ち着き、豊かにゆとり を持つように心がけることが大切である――ということです。今年も各種新年会から始まり、一月下旬からの予算委員会、都知事選挙など多忙を 極めますが、いつも心は豊かで、ゆとりを持つようにして参ります。
今年は、日本が目指すべき社会の姿を実現の道筋も含めて、具体的政策を作成して参ります。世界一のスピードで少子高齢化が進む日本が、世界の手本となる社会を創 り上げることができるかどうかが、日本の将来を決めます。
その際には、GDP(国内総生産)に現れない価値を育むことが重要です。例えば、健康や治安、家族や地域の支え、地域の絆などはGDPの数字に直接関係ありません。しかし、結果として成長の基盤を作る大切なものです。GDP成長一辺倒でない価値を育むことこそが、強くしなやかな社会を創り上げます。これらの点を国会でも政府に提言して参ります。
最後になりますが、本年も皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
*参考に、私が正月に読んだ政策関連本3冊をお示しします。
政策本以外では、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(村上春樹著)を一気に読みました。
「ホントは世界で一番豊かな国日本 成長幻想を打ち壊した国連調査」福島 清彦著 (きんざい)
『2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」』(講談社)
「日本最悪のシナリオ 9つの死角」(新潮社)