日々の活動(旧)

2016年06月20日

群馬県で堀越けいにんさんを激励

 長妻昭代表代行は18日、群馬県前橋市を訪れ、参院選に党公認で立候補予定の堀越けいにんさんを激励する集会を訪れた。

 集会でまずあいさつした宮崎岳志衆院議員は、熊本地震で与野党の議員に物資の調達を頼み協力した話や、舛添都知事や小渕優子衆院議員の「政治とカネ」をめぐる不祥事、東電福島第1原発事故の検証で出てきた第三者委員会について話した。

 続いて講演した長妻代表代行は「なぜ日本の経済がよくならないか。金融緩和をしても物価には全然影響がない。お金が市中に回らない。IMFの予想では来年度G7の中で唯一日本だけがマイナス成長と言われている。最大の問題は、富とチャンスが偏りすぎて、個人消費がなかなか伸びない。お金持ちは消費に回さない。若者や子供の能力発揮がうまくできない。これが中長期に日本の経済がうまく回らない原因の一つ」だと日本の経済状況が低調である理由を指摘した。

 教育についても論じ、「いまやお金がなければ適切な教育が受けられない。人の能力を発揮させるのは国として最も大事なこと。お金を惜しんではならない。後で必ず大きなリターンがある。お金の使い方を変えなければ。資源のない国で人しか頼れない」と教育にお金を回すよう予算の使い方の転換を訴えた。

 最後に堀越けいにん候補予定者が演説した。堀越さんは僧侶という一面も持っており、「下仁田町という保守的な土地で街頭演説をしたときに100人もの人に集まっていただいた。顔を見ると半分ほどが私のお檀家さんだった」とユーモラスに語った。「お檀家さんたちは皆自民党支持の人たちだが、『副住職(堀越さん)が出るならしょうがない』と言って手を握っていただいた。その場で50人も自民党から支持者を奪った」と会場の笑いを誘った。さらに堀越さんは「訴えなければ人の心は動かないと思って街頭で演説している。最初の街頭活動から2カ月ほどたったが、皆さんからのリアクションは多くなっている。激励は私に対する信頼ではなく、皆さま方が勝ちとってきた信頼だ。これをいったんお借りして頑張っていく」と謙虚に述べた。

 堀越さんは音楽演奏も街頭活動で取り入れており「政策プラスアルファで人が動くときには心が動く。心を動かすスイッチはいろいろあっていいはず。その中で音楽があってもいいと思っている」と持論を述べた。そして「政治の流れを見てきて言わざるを得ないのは、軍備を増強しようとする国づくりに突き進もうとしている。私が目指したい社会は社会保障を強化した国づくり。特定秘密保護法、集団的自衛権、着々と準備をしてきて自民党は憲法の改悪をしようとしている。私が目指していきたい社会は、こどもたちも障害を持たれた方も高齢の方も皆が安心して暮らすことのできる人にちゃんとお金を投資してもらえる社会。皆が平たく、皆が豊かに、置いてけぼりにされない社会を実現していきたい」と自身が目指す社会について強く訴えた。