2013年07月03日
国会での約束の軽さ
都議会議員選挙が終わり、次は参議院選挙と闘いが続きますが、信念・理念を誠実に訴え続けて参ります。
都議会議員選挙では民主党の総得票数は、第二党でしたが、候補者の共倒れがあり、議席数では公明、共産の後塵を拝し、第四党となりました。民主党は再建途上とはいえ、私も含め、力不足をお詫び申し上げます。
都議選でも、アベノミクスの是非、憲法、原発、社会保障が焦点になりましたが、参議院選挙では、この4項目がさらに大きな争点になると考えます。安倍内閣と目指すべき社会が、まったく異なることを、この4項目含めて明確に訴えて参ります。
150日間の今国会では、予算委員会の野党筆頭理事を務めましたが、政党間の約束や理事会の合意が、これまでになく、いとも簡単に破られることに怒りを感じました。例えば、予算成立後に、二日間の予算委員会集中審議(安倍総理に対するテレビ中継による質疑)を開催することを、理事会で、山本予算委員長(自民)が明確に宣言し、約束したにもかかわらず、反故にされました。株価の乱高下や成長戦略、原発推進決定など質問すべき事項は多くありましたが、株急落を受けて、首相官邸に安倍総理をテレビの前に出さない、という方針があったといわれ、実現されませんでした。
理事会で委員長が明確に約束したことが、破られても、それが報道されないことも残念でした。現在の国会は、委員長や政党間の約束がいとも簡単に破られる風潮にあります。私も十分に説明をして参ります。
憲政の父、尾崎行雄の次の痛烈な指摘を、議員一人ひとりが、しっかりとかみしめなければなりません。
「国よりも 党を重んじ 党よりも 我が身を重んずる 人の群れかな」(尾崎行雄)
『ながつま昭を応援する会通信 2013年7月3日号』記事