2011年07月21日
少子高齢化対応の日本モデルへ
本日、ながつま昭が代表世話人を務める『少子高齢社会を克服する日本モデル』研究会の第4回会合が開催されました。
本日の研究会では、宮本太郎先生(北海道大学教授 政府の「社会保障改革に関する検討会議」座長)をお招きして、『社会保障改革をどうすすめるか 少子高齢化対応の日本モデルへ』をテーマにご講演をしていただきました。
宮本先生は、「日本社会は、非正規雇用の増大などで『社縁』を維持できなくなっている。それに伴って結婚を通じた『血縁』の形成が出来なくなる一方、商店街の衰退などにより地域の『地縁』が衰退してきた」「人間が幸せに生きていくためには、人とのつながりである何らかの『縁』が必要であり、新しい『縁』形成する必要がある」と述べ、中学校区のなどの単位で社会保障のケアをすることは新しい『縁』を創るきっかけになるとのお考えを示しました。