2011年04月02日
東京武道館を訪問
福島県はじめ被災地の方が避難している東京武道館(東京・足立区)を訪問しました。先日、天皇皇后両陛下がお見舞いに訪れた場所でもあります。多くの方のお話をお伺いしました。
障害を持った小さなお子さんといっしょに避難されたお母さん。車いすのお母さんと息子さん。お母さんは持病の薬を現地の通院している病院から送ってもらったそうです。
当初の避難所が原発30キロ圏内ということもあり、避難所を転々とされたご家族。このご家族の高齢の祖母が、避難所の移動疲れもあり救急車で運ばれたとのこと。現在、入院中ですが、退院した後、どこの施設に入ることができるかご心配されていました。このご家族には今年4月で高校三年生の受験生もいらっしゃいます。どこの学校で勉強したらいいのか不安だとおっしゃっていました。
小学生の息子さんと避難をしているお母さん。新学期が間近かですが、地元の小学校に戻るか否か考えているということでした。お父さんは、仕事を再開して地元に戻っており、土日だけ地元から東京武道館に来てくれる、とのことでした。
早く、一定期間、定住できる場所を確保してほしい、震災で損害を受けた部分を補償してほしい、など多くのご要望を頂きました。
政府としては、仮設住宅ができるまでの間、旅館・ホテルなどを県を通じて借り上げて、被災者の方々にお住まい頂くように取り組んでいます。ながつま昭は、今回の訪問で頂いたご指摘ご要望を実現すべく政府に働きかけて参ります。