写真日記

2025年05月13日

【衆院予算委】長妻代表代行が石破総理の献金疑惑、年金制度改革などについて政府の姿勢をただす

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衆院予算委員会で5月12日、集中審議(内外の諸課題)が行われ、立憲民主党から長妻昭代表代行が質疑に立ちました。

(1)石破総理の献金疑惑に関連して、長妻議員は、元政治団体代表の発言として週刊誌に報道されている内容について確認しました。

石破総理は「政治資金パーティー券の販売を手伝ってもらった」と発言したことに対して、長妻議員は「パーティー券を20枚以上購入してもらった場合は斡旋者の名前を書かないといけないが、記入しているのか」と問いました。石破総理は「パーティー券の購入代金は石破事務所が直接受け取っている」と述べました。長妻議員は「斡旋の実態を問うている」と指摘しました。

また石破総理が元代表のビルを事務所として使っていたとの報道に関連して、長妻議員は使用料の支払い等について質問しました。石破総理は「一時的な作業場として厚意により短時間使った」「使用料は払っていない」と説明しました。長妻議員は「使用料を払っていないとしても便宜供与として報告書に記載すべき」と指摘しました。

長妻議員が、元代表が自民党の政調会長室を訪問したことがあるのか確認したところ、石破総理は「『記録にはございません』とは言いませんが、私には記憶にない」と答えました。

(2)今国会の重要広範議案である年金改革法案について、長妻議員は「政府は今月の中旬に提出すると言っていたが、3月の提出を延期、4月も延期、5月も延期とずるずる伸びている。明日の自民党の総務会で決めて、今週中に出さないと時間切れになってしまう。今週中に国会に提出できるか」確認しました。

石破総理は「党内の手続中だが、明日、党内手続きを経て国会に提出できるよう進めていきたい」と明言しませんでした。

長妻議員は「年金改革法案の最大のポイントは、年金の目減りをどうやって防ぐかだ」と指摘し「目減りの決定打が抜けている」と批判しました。

長妻議員は「直近5年間の賃金の増減を年代別に調べると、唯一減っているのが、50歳-54歳の就職氷河期。他の世代よりも伸びが低い。これでは年金も低くなってしまう」「年金額の目減りを減らさないと生活保護が増える。多くの研究者が2050年には生活保護受給者の倍増すると指摘している。財政負担も倍増する」と述べ、石破総理の認識を問いました。石破総理は「想定しうる」と答えました。長妻議員は参院立憲民主党就職氷河期対策委員会のとりまとめを紹介し、「我々としては、老後については年金改革をしないといけないと強い思いを持っている」と意気込みを語りました。

(3)自民党の西田議員のひめゆりの塔をめぐる発言について長妻議員は「謝罪をしたということだが、謝罪になっていない」と批判しました。石破総理は「発言については、認識を異にしている」と述べました。