日々の活動(旧)

2013年11月12日

2013年11月12日(火) 社会保障改革についての基本的思想について講演

 本日、ながつま昭は、『社会保障制度改革・フォーラム』にて、「社会保障改革についての基本的思想」というテーマで講演をいたしました。
 講演の中で、 ながつま昭は、社会保障制度改革プログラム法案に触れ、「現在審議中の法案では年金制度改革も高齢者医療制度改革もほとんど進まない」「現行制度のままでは、将来的に今までと同じような社会保障の機能を担うのは難しくなっていくのではないか」、とお伝えしました。
 また、政府が進めている要支援1・2の方を保険給付から地域支援事業へ移行するという介護保険改革について、「地域支援事業によるサービスの提供では自治体による格差が発生するおそれがある。国が責任を持って全国に最低限のサービスを提供しなければなりません」と述べました
 さらに、親などの介護のために退職する介護離職について、「団塊ジュニア世代は、これから管理職や企業の中枢の立場になる方々であり、そういった人達の介護離職は最終的に経済成長の基盤を崩してしまう」と述べ、介護離職を食い止める必要性を強調しました。
 最後に、「格差の拡大は世界ではテロの温床であり、国内においても社会の不安定化をもたらす」と述べ、国内における三つの格差(1)介護格差(2)子供の貧困格差(3)働く人たちの格差を是正していかなければならないと訴えました。