2013年11月11日
2013年11月11日(月) 海江田万里代表とともに定時制高校を訪問
本日、ながつま昭は、海江田万里代表、山井和則議員とともに、東京都内の定時制高校を視察。学校と 仕事の両立や経済的な悩み、将来の夢などについて意見を交わしました。ながつま昭らはまず、校長から学校の概要や教育方針、進路状況などについて説明を受けました。同校は、修業年限4年とする夜間定時制で8学級(各学年2学級)、生徒数127人(11月1日現在)、就業率は65%(回答者109人のうち71人)。実態に合わせたプリント教材中心の授業で基礎・基本の学力を身につけるとともに、補習・補講で基礎学力向上・資格取得、進路ガイダンスや進路学習の充実によるキャリア教育を充実させています。
生徒との懇談のなかで、ほとんどの生徒が仕事との両立、あるいは母子家庭のために家事との両立といった厳しい環境にあるという実態をあらためて確認した海江田代表らは「政治や社会への要望はないか」と質問。生徒からは「大学の受験料や授業料をもっと下げてほしい」「今の世の中は経済的な格差が子ども世代にも連鎖している。奨学金で通ったとしてもその後長い期間返済をしていかなければいけないと思うと、大学進学をあきらめる人は周りにも多い。やるせない気分」「税金の使い道をもっと透明化してほしい。使途が明確になれば消費税増税にも納得できるのではないか」などさまざまな意見が上がりました。
また、全日制に通っていた経験のある生徒は「なぜ定時制高校なのか」と提起、仕事との両立で苦労しているのは定時制高校の生徒に限らないとして定時制を特別視するのではなく「高校生として見てほしい」と訴えました。海江田代表らは、全日制も含めこうした苦労しながら学習している高校生らに対し、環境の改善に向けさらなる支援策を行っていきたいと表明。「お互い頑張って行こう」とエールを送りました。