2014年04月12日
2014年4月12日(土) カネのある組織に引きずられる政治 鹿児島市で街頭演説会
本日、ながつま昭は、海江田万里代表、蓮舫参議院議員等とともに、鹿児島県で街頭演説をしました。
海江田代表の前にマイクを握った、ながつま昭は、衆院鹿児島2区補欠選挙に立候補予定の打越あかし(うちこしあかし)氏について、離島振興法などをはじめ、地域の活性化に向けた政策作りに熱心に取り組む人物だと評し、「熱血漢」だと語りました。
民主党政権以前から年金問題に取り組み、民主党政権時には厚生労働大臣として消えた年金の解決に取り組んできた、ながつま昭は、「みなさんの年金はいかがですか」と聴衆に問いかけ、5000万件の消えた年金のうち1300万人の方の消えた年金を取り戻したと報告。「10人に1人の方の年金が戻ったことになる。額にすると1.9兆円だ。われわれ民主党が大騒ぎしなければ、この問題を引き起こした張本人の自民党は知らぬ存ぜぬを突き通すつもりだった」と振り返りました。そのうえで、与党に戻った自民党は、5000万件のうち未解決の約2000万件について、取り戻すことにやる気を失っていると懸念を示しました。
あわせて年金保険料を勝手に流用して問題となったグリンピアは鹿児島県には指宿にあることにもふれ、年金の流用を招いたにも関わらず安倍自公政権ではまたしても年金保険料の問題のある運用がなされようとしている点を問題視。「不動産投資やベンチャー企業や先物取引への投資や成長戦略にも年金保険料を使おうとしている」と指摘し、「国民の誰一人として、このような流用を望む人はいないはず。安全確実な年金だけを望んで保険料を払っているはずだ」だと強調。消えた年金問題の反省のかけらもない安倍自公政権の先祖がえりともいえる取り組みに危機感を表しました。
ながつま昭は「3年3カ月の民主党政権について反省すべき点は反省する。そのうえで民主党は再び政権に返り咲くための政権途上にある」と述べ、金権政治を行ってきた自民党に反省がないなか、再び民主党が力をつけていかなければならないと表明しました。
ながつま昭は、「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)を共にして国家の大業は成し得られぬなり」との西郷隆盛の言葉を紹介し、「こういう言葉を残した西郷さんの地で金権政治がなされていいのか」と述べ、鹿児島県民の皆さんに現状に怒りをもってほしいと求めました。また、国会議員として国の政治が巨額の献金ができる企業や団体に政策や予算が手厚くなりがちなことに憤りを感じるとして、非正規労働者や働くお母さん、子育て世代、障害者などに冷たい政治であってはならないとも力を込め、そういう人たちにこそ手厚い政治を民主党は行っていきたいと訴えました。