2015年01月14日
2015年1月14日(水) 札幌の候補者集会での長妻発言です
総選挙。皆さんが私の目を正面から見て、助けてほしい、何とかしてくれ、と。
格差が拡大しているんだ。
私は安倍首相に言いたい。
格差が拡大し、人の能力を潰し、何が成長なんだ?非正規雇用が労働人口の半分まで増えている。過労死が増えている。大学進学率は先進国の平均以下。カネがないと進学できない。そんなのおかしいじゃないか?
私は声を大にして言いたい。いまの日本は、富とチャンスが一部の人に偏っているんじゃないか?それを正すのが政治ではないのか?
政治がすべきことは何だろう。それは適切な人への投資ではないだろうか。予算を“教育”に、そして“法整備”を働く人々に。私は格差を是正する。人への投資を通して経済のパイを拡大する。金融で経済を膨らませるアメリカ型ではないんだ。参考にすべきは、人と労働環境に投資をするドイツなんだ。
アベノミクスはアメリカ型の後追い。でも、それはいつかマーケットの破綻で終わりを迎える。
デフレ経済再生の日本モデルを作っていこう。
私は必ず成し遂げる。
安倍政権が進める女性政策は、経済にプラスになる視点からの政策ではないだろうか。成長戦略の一環に位置付けられた「女性政策」になってはいないか?
GDPに表れる部分の女性政策だけでいいのだろうか、と私は思う。母子家庭が少しでもゆとりある生活をするには、政治が何をすべきだろう。経済的自立が困難な女性の問題、表れない部分の女性政策が必要ではないだろうか。厚生労働大臣当時に取り組んだ渾身の政策は、著者『招かれざる大臣』にも記した。
女性が自立し、生活できるための政策。その実現には、国会議員等の女性の比率を一定程度増やす必要がある。そのことで、予算配分のバランスが取れるから。現在の予算配分は男性視線に偏ってはいないだろうか。その点を再考しようじゃないか。