2013年12月08日
空気を作ってもっていく 自衛のための戦争
本日12月8日は、72年前に真珠湾攻撃があった対米開戦の日です。一連の昭和の戦争は、日本が仕掛けたのではなく、自衛のための戦争、と政府は位置づけていました。
真珠湾攻撃の一報を聞いた国民からは、当時の日記を見ると、よくやった、と歓迎する声が多く上がっていました。
日本は、情報を制限して、空気さえ作り上げれば、一つの方向にもっていかれる国であることは、戦前の歴史が証明しています。
奇しくも、その二日前、一昨日、12月6日に特定秘密保護法案が強行採決の末、成立しました。国家機密を厳重に守ることは当然としても、秘密の範囲があいまいで、いくらでも恣意的に秘密を決める事ができる、拡大解釈を許す余地のある問題法律です。
民主党は、秘密の指定を厳格化して、第三者が「その秘密は本当に秘密にするべき情報なのか」をチェックし、原則、裁判官だけは秘密を見ることを可能とする対案を提出しましたが、自民党が、それを取り入れることはありませんでした。
かつて戦場で戦った経験のある日本人は、当時の少年兵でも85歳を超えています。どんどん日本から戦争の記憶が失われる中、過去の教訓を忘れては断じてなりません。
特定秘密保護法が、政府が情報を制限して、空気を作り上げて、一つの方向に持っていくための手段にならないように、これからも、法案の変更を求め続けて参ります。そのためには、皆様の圧倒的な後押しが必要です。ご指導賜りますよう、お願い申し上げます。