2008年04月24日
2008年4月24日(木) 後期高齢者医療制度について難病患者の方のご意見を伺う
本日、ながつま昭は、後期高齢者医療制度における終末期医療の扱いに関する、民主党厚生労働部門会議に出席しました。
会議には、ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の方、及び、看病されている家族の方がご出席され、貴重なご意見を伺いました。
後期高齢者医療制度では、終末期における診療方針等を文書にまとめると、病院に2000円の収入が生じる制度が新設されました。
問題は、厚生労働省が、「終末期」や「延命治療」などの定義をせず、文書の記載内容についても明確な基準を示していないことです。
厚生労働省が示した文書例について、ALS患者の方等は、「こんなに簡単な項目で判断されるのか」「厚生労働省が記載内容の詳細を定めないと、医療現場で恣意的に解釈されるおそれがある」「制度についての周知が徹底されないままの導入は時期尚早」などの懸念を示されました。
医療費削減の中で、必要な治療までも打ち切られることがあってはなりません。
後期高齢者医療制度は早急に見直すべきです。