2008年05月07日
2008年5月7日(水) 後期高齢者医療制度の部門会議
ながつま昭は、民主党厚生労働部門会議の後期高齢者医療制度勉強会に出席しました。
本日は茨城県医師会の原中勝征会長、回復期リハビリテーション病棟勤務医の澤田石順医師、済生会栗橋病院の本田宏副院長より、後期高齢者医療制度の問題点など、貴重なご意見をいただきました。
茨城県医師会は後期高齢者医療制度について「高齢者に大きな負担をもたらし、医療を制限する萎縮医療そのもの」として、制度の撤廃を求めています。
澤田石医師は、後期高齢者に限り、入院91日目から診療報酬支払が定額化される後期高齢者特定入院基本料によって、後期高齢者の入院が、病院にとって不採算となるリスクが生じる問題点を指摘。またリハビリの日数制限強化により、重症の後期高齢者が最初から入院を断られたり、退院を強要される恐れがあることを警告しました。
医療費抑制が医療崩壊につながると指摘する本田副院長は、そもそも道路などに使われる税金を医療費に充て、医師不足などの問題に取り組むべきと主張しました。
ながつま昭は問題点の多い後期高齢者医療制度を早急に見直すよう、引き続き政府に要請してまいります。