2014年04月02日
2014年4月2日(水) 年金運用は経済対策とは切り離せ
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本日、衆議院厚生労働委員会が開催され、ながつま昭は質疑に立ちました。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、国民の皆様の国民年金・厚生年金の保険料の一部を、電力や港湾といったインフラ投資に充てることを決定した件について、ながつま昭は、「年金積立金を時の政府の意向で、経済浮揚のために利用されることがあってはならない」「グリーンピアの様に、時の政府の圧力で、年金積立金が恣意的に使われたという苦い経験がある」と懸念を示しました。
また、「仮にインフラ投資の運用利回り目標が開示されない場合、後で目標が達成されたか検証する事が出来ない」「オーストラリアではインフラファンドが破綻した例もある」と指摘。年金積立金を安全確実に運用するよう強く求めました。
次に、会社などに勤務していて、本来ならば厚生年金や企業健保に加入すべき方が、国民年金や市町村国保に加入している、いわゆる違法未加入年金・健保問題について取り上げました。
ながつま昭は、「例えば、会社で働いていて月給が18万円以下の収入の方は、国民年金の固定の1万5千円よりも保険料が安くなるので、ご本人の負担は軽くなり、老後の年金も上乗せされる」と述べ、違法未加入問題を取り締まる重要性を指摘しました。
その上で、「本来厚生年金に加入すべきでありながら国民年金に加入している方がどのくらいおられるか、一つの年金事務所あたり10件のサンプル調査をしてほしい」と述べ、早急に実態把握を進めるべきと訴えました。あきらめず、粘り強く取り組んでまいります。