写真日記

2024年04月16日

【東京】酒井なつみ候補「政治を自民党に任せるわけにはいかない」と出陣式で訴え

衆院東京15区補欠選挙が4月16日に告示され、党公認で立候補した酒井なつみ候補は「古い政治ときっぱり決別。」し、「まっとうな政治を取り戻す。」と豊洲駅前(江東区)での出陣式で訴えました。泉健太代表、長妻昭東京連会長をはじめ、多くの国会議員、自治体議員も参加しました。補欠選挙の投開票日は4月28日です。

酒井候補はまず、2019年から江東区議会議員を務め、昨年12月に江東区長選挙に挑戦したことを述べました。その上で今回の補欠選挙にあたり、国政への挑戦は、人生を変える大きな決断であったが、支援者から背中を押してもらえたことや、区長選に挑戦したことで声をかけてもらえる機会が増えたと感謝の言葉を述べました。

「お母さんが明るく子育てできれば世の中はきっと明るくなる」といった言葉に感銘を受け、助産師になり、12年間の看護師・助産師として働くなかで、28歳の時に子宮頸がんに罹患(りかん)し、人生が一変したこと。がんの闘病生活を送るなかで、同じ境遇の人たちに、「自分もなにか社会でサポートができるのではないか」「政治の力で変えることができるかもしれない」といった思いのもと区議会議員に挑戦したことを語りました。また、「区議会議員になってからは、『まだまだ届いていない声がある』一方で、『声を上げれば変えられる』ことも私は知っている。命と向き合う仕事をしてきたからこそ『人にやさしい政治』『寄り添える政治』をつくっていきたい」と強調しました。

その上で、酒井候補は江東区における自民党の不祥事について、「政治を自民党に任せるわけにはいかない」と語気を強めました。

酒井候補は、「一人ひとりの声から問題の本質を見据えて建設的に議論、政策提言を実現していくことを区議会議員で育んだ。看護師・助産婦として専門性をしっかり発揮し、人にやさしい政治、子どもたちを真ん中に子育て先進国と言われるような国にしていきたい。皆さん、力を貸してほしい」と支援を呼びかけました。

泉代表は、今回の衆院東京15区の補欠選挙について、「与党か野党かはっきりしない」有名人を選ぶ選挙ではなく、自民党の裏金問題に有権者が「イエスかノー」の選択をする大事な選挙だと述べました。

泉代表は自民党の裏金問題が昨年に発覚し、自民党による真相説明や処分が遅れに遅れ、いまだに政治改革案が示されていないことについて、「このペースをみていると政治改革をうやむやにしようとしているのでは」と指摘し、「絶対に許してはいけない」と述べた上で、「酒井候補の戦いは江東区民・国民の皆さんの戦いであり、大きく政治を変える戦い」だとし、江東区民に幅広く訴えてほしいと求めました。また、今回の裏金問題で議員辞職をした国会議員は補選の1つである長崎3区のただ1人であったことについて、「自民党には自分たちを処分する力も能力もないとしたら、自民党・岸田総理に処分を科すのは皆さんだ」と訴えました。

最後に、女性の健康問題に取り組みたいとした酒井候補について、現国会議員には助産師の資格をもつ人がいないと述べた上で、今年発表された更年期障害の経済損失は3.4兆円であったことにも触れ、これまで女性の生理や更年期障害などの健康問題は自己責任とされてきたが、社会や国会で取り組む必要があるとし、「そういった支援や取り組みがあってこそ適正な評価があり、女性が本当に活躍する社会ができると言っているのは酒井なつみ候補だけ」だとし、酒井候補への支援を求めました。

長妻都連会長は、衆院東京15区の選挙区について、「選んでもスキャンダル。また選んでもスキャンダル」だとし、その怒りを爆発させてほしいと有権者に訴えました。その上で、「あまりにも政治が汚い」ため、投票には行かないといった声を聴くが、投票率が下がると「『カネに汚い政治』が変わらない」として、酒井候補への投票を呼びかけました